天空の花園「入笠山」
山レポです。
2月上旬、南アルプス最北部にある
入笠山に行ってきました。
当初の予定は東北方面。
バフバブのスノーを思い描き
蔵王のスノーモンスターか、
爆裂火口の安達太良か。
しかし日にちが近づくに連れ
コンディションは悪化する一方。
風速25m/sオーバーで断念。
アルプス方面に切り替えてリサーチするも
同様に強風で断念。
すっかり諦めかけたところ、
アルプスのヘソだけ問題なさそう。
ホジホジほじったところに
見つけた山が入笠山でした。
かなり緩めのハイクになりますが
雪山レッスンを兼ねてレッツゴー!
基本情報
入笠山は長野県の中西部にある赤石山脈(南アルプス)北端の標高1955mの山で「南アルプス前衛の山」の一つと言われています。山頂には点名「入笠山」の二等三角点が設置されており、山頂近くまでゴンドラが走っているため比較的容易に登頂することができます。山頂からはほぼ360度の大展望が広がり、南アルプス、中央アルプスだけでなく富士山や遠くは北アルプスまで望めます。周辺には大阿原湿原や入笠湿原などがあり、これらの湿原に自生する植物を楽しむこともできます。
レポート
5:00
朝方に地元を出発しユーミンの
中央フリーウェイを聴きながら
中央道を爆走。
雲ひとつない晴天の中、
富士見パノラマリゾートに到着。
なんと駐車料金かからずラッキー!
ただただ寒い、、、
すでにマイナスで山頂は-10℃予報。
8:30
まずはゴンドラに乗って1780mまで
一気に上昇するわけですがなんせ日曜。
ゴンドラのチケット売り場は
スキー客で大混雑。
渋滞する中すずらんゴンドラに
乗り込み約15分の空中散歩。
スクリーンには八ヶ岳連峰がズドーン!
今年は雪不足と言われているが、
八ヶ岳の雪は上に少し被った程度で
やはり少ない、、、
9:00
ゴンドラ山頂駅に到着。
ここでスキー客とサヨナラ。
彼らは八ヶ岳を見ながらセッションするんだ
と思うとなんて贅沢なんだろー。。。
僕らハイク組みはそんな彼らに背を向け
早々にアイゼン装着し湿原方面へ。
いよいよスノートレッキングの始まりです。
9:15
歩きはじめて数分分岐が現れました。
看板に誘われるまますずらん群生地階段方面へ
まっすぐ向かいます。
(看板に下がってる手袋も道案内笑)
とにかく空気が澄んでいて気持ちがいい!
長い下り階段を降り切ると入笠湿原が広がってます。
白樺と雪原の神秘的な世界!
本来この湿原は6月頃になると100万株の
スズランが広がり多くの方が訪れるようです。
9:45
山彦荘、マナスル山荘を通り
入笠登山口である花畑に着。
ここは少し傾斜があるのでスノーシューや
ピッケルの練習している人。
ヒップソリで遊んでいる若者が多くいました。
自分たちは帰りに遊んでくことに。
ここ花畑は6-8月になるとサクラソウや
ツマトリソウなど植物が豊富な場所のようです。
花畑を抜けると軽めの登山。
青い空と澄み切った空気のなか枝に付いた雪が落ち
キラキラしてまるでダイヤモンドダストのよう。
とても綺麗でした。
ダラダラ歩いているとまたまた分岐の看板。
岩場と岩場回避コースの文字。
ここまで全く軽すぎる行程なので迷わず
岩場コースをチョイス。
10:20
大した傾斜もなく入笠山のピークに到着。
山頂は広く休日ともあって多くの人で賑わってます。
ピークは360度の大パノラマで広闊たる展望。
左は八ヶ岳連峰、中央は富士山、
仙丈ヶ岳といった名峰を一望することができます。
最前線のベストスポットに陣取り
腹減った発言連発からのモグモグタイム。
本日は京風うどん。
最近の山メシは1人分のものが多く展開されている
セブンイレブン食品ばかり。
今回は冷凍うどんを買ってみました。
持参したのは卵とネギ、一味唐辛子のみです。
うどんはクッカーに入らないので半分に折り、
グツグツ火を通して完成。
泣く子も黙る速攻ペロスの最速タイム。
腹ペコミドルにはまだ足りず、、、
うどんのだし汁におにぎりを投入し
おじやまで行く完全なわんぱくメシ。
食後は近辺の名峰についてダラダラと語り合い、
次の登山計画を練ったりと気づけば11:45。
後片付けしてピストン下山開始です。
12:15
あっちゅーまに花畑着。
ここからアイゼンからスノーシューに。
雪が少ないので実際使用する場面はないけど
折角担いだので無理くり使います。
んーやっぱ固いすね、地面が。笑笑
足跡がないとこ探して無駄に
踏み踏みワシャワシャしちゃったりして。
13:15
入笠湿原、すずらん群生地階段を
通りゴンドラ山頂駅着。
まとめ
スキー場のゴンドラが山頂付近まで運行され
コースも整備されているので初心者でも楽しく
スノーハイキングすることが出来る山です。
雪山入門場所には最適かと思います。
また山頂は360度パノラマの景観で、
展望の山としてかなりオススメです。
実際のところだいぶ歩き足りなかったので
沢入登山口から入って大阿原湿原
まで歩くラウンドでもよかったかな。笑
入笠の湿原とゆーと国内の最南端にある
高層湿原であり「花の百名山」と呼ばれ
四季折々の花々が迎えてくれます。
150種類の山野草がみることが出来るよーなので
雪のない季節も十分楽しめそうです。