レトロツーバーナー「Primus IP-2290」
こんばんは。
今日はツーバーナーの話。
ツーバーナーと言っても紹介したいのは
レトロで斬新なデザインのこいつ。
しびれるこの造形美。
1990年~1998年に登場した
PrimusのIP-2290です。
当時決して人気のモデルではなかったが、
近年のロースタイル化で価値が
見直されています。
当時のキャンプではロースタイルは珍しく、
フィールドでもあまり見かけませんでした。
正直このツーバーナーの上で料理する高さの
環境あまり無く受け入れられなかったとか。
しかし最近になってローテーブルや
焚火テーブルなんかをメインテーブルに使った
いわゆるロースタイルではテーブルの横に
レイアウトするといい具合にマッチするように。
このギアは脚を広げ地面に直接置き、
大鍋を置くと標準的な椅子に座って料理が
できる設計になっています。
Primus - IP-2290
燃焼器具メーカーであるプリムスの歴史は、今から100年以上前の1892年のスウェーデンに遡りますヴィルヘルム・リンドクヴィストは1880年代にパラフィンを気化させることで煤の出ない画期的なストーブを発明しました。その後1892年に仲間のスヴェンソンと共に工場を開き、そのストーブを「PRIMUS」と名付け量産をはじめました。
以来プリムスは屋外用燃焼器具の専門メーカーとして常にトップを歩み続けています。
スペック
形式:P-2C
サイズ:高さ35cm×幅53cm×奥行25cm
重量:2.1kg
火力:3000Kcal×2
2290Aは赤、青、緑色の3色であったが海外では黄色、紫色も展開されていたようです。
メリット
・シンプルでレトロなデザイン
一枚ボディにバーナーヘッドとゴトクが2組付いたシンプルなデザイン。華奢な足とシンプルなフォルムはニョルド・ツーバーナーその物ですが、鮮やかなカラーリングがレトロ感たっぷりで可愛らしいです。
・火力が強い
この時代のバルブはとてもスムーズで、作られてから四半世紀以上経っていますが、とってもシンプルな設計。ちょっと前だとニョルドあたりが、IP-2290のDNAを受け継いでいる感じです。それでも火力が3000kcal/h×2と現行ニョルドよりも上!強火からとろ火までストレス無く使うことができます。ニョルドも無くなった今、現ツーバーナーはオンジャしかありませんね。
デメリット
・廃番
廃番ゆえにOリングなどパーツ入手が困難。
まとめ
風防が無いデザインなので風に少し弱いのが
玉に瑕ですがその分とってもスタイリッシュ。
他の人と被ることのないギアかと思います。
テーブルトップで使うには足が長すぎるので
ロースタイルで使いたい2バーナーですね。