双耳峰「谷川岳」
2月中旬。
雪山トップシーズンに入りました。
百名山の中でも一度は訪れたいと思っていた
谷川岳にやっと行ってきました。
毎度行き先として名前が挙がるものの
天候条件に恵まれずに断念してきましたが、
今回は晴天になるとの情報で
3度目の正直で参戦してきました。
基本情報
谷川岳は群馬・新潟の県境にある三国山脈の山で、周りの万太郎山・仙ノ倉山・茂倉岳などを総じて谷川連峰と呼ばれています。日本百名山の一つとなっており、頂部は南北に並ぶ双耳峰で、南のトマの耳と北のオキの耳の2つのピークからなっています。一ノ倉岳など周囲の山域も含めて「谷川岳」と呼ばれています。
また年間4万人を超える登山客が訪れる場所ですが、危険箇所の多さと急激な気候の変化が影響し遭難者の多い山としても知られています。気象の厳しさから標高1500m付近で森林限界となり、その上からは笹原が広がり比較的低い標高でも高山植物が観察できます。
一ノ倉沢など谷川岳の岩場は、その険しさから劔岳・穂高岳とともに日本三大岩場の一つに数えられ、ロッククライミングの聖地となっています。
レポート
<コースタイム>
天神平(9:00)→肩の小屋(11:30)→オキの耳(12:00)
オキの耳(12:10)→肩の小屋(12:40)→天神平(15:15)
9:00
往路はモデルコースでもある、
天神尾根ルートをチョイス。
晴天予報が出ていたため多くの人が入山しています。
早めにベースプラザに着いたもののロープウェイ渋滞。
みんなこのタイミングを狙っていたよう。
待つこと30分ようやく搭乗でき一気に天神平へ。
雪は柔らかいものの踏み跡も十分あったため、
スノーシューはつけずにアイゼンで登山開始。
すぐさま直登でしたが抜けたら、、、
いきなりズドーンと谷川岳が姿を現しました。
所々傾斜がありなかなかきつかったですが、
危険な場所はなくしっかり景色を堪能出来ました。
青と白のコントラストの中、
BCの方が気持ちよさそうに滑っていました。
これは贅沢。
何ともうらやましい遊び。
11:30
肩の小屋に到着。
雲一つない晴天でしたがそこは気分屋の谷川岳。
天候がやや崩れ始め、風も出てきました。
12:00
二つの耳に到着。
トマの耳からオキの耳をいい感じの雪屁が
待ち構えています。
肝心なところで天気が崩れる、、、
今まで何度も経験しているので気にしません。笑
冷たい風がビッチリ吹き付け、
手はキンキンのビリビリ。
それでも何とかエビの尻尾を抑えました!
景色はもう絶景。
新潟の越後三山方面に苗場山。
名峰がズラリとたちすくんでいます。
12:30
ピークを堪能しいったん下り肩の小屋へ。
この頃には天気は回復しまた晴天へ変わりました。
ただ風はまだ吹き付けるので小屋を風除けにし、
裏でご飯タイムです。
寒さを吹き飛ばす火鍋です。
絡みの強い鍋料理で舌がビリビリ。
逆効果でした。笑
お腹もいっぱいになったところで周囲を見渡すと
さっきまでたくさんいた人が誰一人居ません。
どうやらロープウェイの最終時間を気にして
皆下山を開始しているようです。
慌てて小走りで下山を開始しました。
15:15
天神平に到着。
何とかロープウェイに間に合いました。
危ない危ない。
途中天候が多少崩れましたが回復し、
何とか最後まで持ってくれました。
谷川岳に魅了されっぱなしの1日。
また違う季節に行ってみたいなー。